『死霊のはらわた ライジング』とは？シリーズ最新作の基本情報
『死霊のはらわた ライジング』（原題：Evil Dead Rise）は、2023年に公開されたアメリカ製作のスプラッターホラー映画です。サム・ライミ監督が手がけた伝説のホラーシリーズ『死霊のはらわた』の正統な流れを汲む最新作として、世界中のホラーファンから熱い注目を浴びました。
本作の舞台は、これまでシリーズの象徴だった森の小屋から一転、ロサンゼルスの高層アパートへ。主人公である疎遠だった姉妹エリーとベスが偶然「死者の書（ネクロノミコン）」を発見してしまったことで、再び悪霊〈デッドバイト〉が現れ、壮絶な血みどろの恐怖が始まります。
従来のシリーズのゴア表現を受け継ぎつつ、現代的な演出や新しい舞台設定が話題となり、全世界で1億ドルを超える大ヒットを記録。SNSでは“ブギーマン・ママ”のインパクト抜群のビジュアルが多くのホラーファンに語り継がれています。
『死霊のはらわた ライジング』はシリーズ初心者でも楽しめる？
初めて観る人でも大丈夫？
結論から言えば、シリーズ未見の方でも『死霊のはらわた ライジング』は十分に楽しめます。本作は過去作の直接的な続編ではなく、新しい登場人物と舞台設定が用意されており、初見でもストーリーが理解しやすい構成になっています。
「死者の書（ネクロノミコン）」や「デッドバイト」といったシリーズ固有の設定についても、劇中で自然に説明されるため、過去作を知らなくても作品の世界観に入り込みやすい点が魅力です。
旧作とのつながりはある？
『死霊のはらわた ライジング』は、シリーズの伝統やエッセンスを受け継ぎながらも、ストーリー上は独立した作品として成立しています。過去のキャラクターや具体的な出来事との明確な関連は描かれていないため、旧作の視聴は必須ではありません。
ただし、「死霊のはらわた」シリーズならではの演出や小ネタが随所に散りばめられているため、旧作を観ていれば「ニヤリ」とできるシーンも多く、より深く楽しめることでしょう。
シリーズ初心者向けおすすめ視聴法
もし「これからシリーズを観てみたい」という方は、まずは『死霊のはらわた ライジング』から観るのがおすすめです。現代的な映像とテンポ感があり、ホラー初心者でも比較的入りやすい作品だからです。
その後で、シリーズの原点である1981年版『死霊のはらわた』や『死霊のはらわた II』を観れば、シリーズの進化や演出の変遷も楽しめます。また、2013年版のリメイク『死霊のはらわた』も高評価の作品なので、併せてチェックしてみると良いでしょう。
シリーズ未体験でも大丈夫！…だけど、心の準備はしておいた方がいいかもな。
『死霊のはらわた』シリーズの見る順番＆時系列【完全版】
『死霊のはらわた』シリーズは、1981年の1作目公開以降、リメイクやスピンオフ的な展開を重ねてきた名作ホラーシリーズです。時系列やストーリーのつながりがやや複雑なため、どの順番で観るべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
ここでは、シリーズの「公開順」と「時系列順」それぞれのおすすめ視聴方法を整理してご紹介します。また最新作『死霊のはらわた ライジング』の位置づけや旧作との小ネタについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
公開順で観る場合
もっともオーソドックスな視聴方法が公開順で観る方法です。演出や映像技術の進化を楽しみつつ、シリーズの歴史をたどることができます。
- 『死霊のはらわた』（1981年）
- 『死霊のはらわたII』（1987年）
- 『キャプテン・スーパーマーケット』（1992年）
- 『死霊のはらわた』（2013年・リメイク）
- 『死霊のはらわた ライジング』（2023年）
特にオリジナル三部作（1981〜1992年）は監督サム・ライミと主演ブルース・キャンベルの黄金コンビによる、ホラーとコメディの絶妙なバランスが楽しめます。
時系列順で観る場合
『死霊のはらわた』シリーズは厳密な「時系列」は明確に定義されておらず、各作品がある種の「パラレルワールド」的な位置づけでもあるため、基本的には公開順が推奨されます。
ただあえて時系列順に並べると、以下のような流れになります：
- 『死霊のはらわた』（1981年）
- 『死霊のはらわたII』（1987年）※1作目のリメイク＋続編的内容
- 『キャプテン・スーパーマーケット』（1992年）※時系列上は『II』の直後
- 『死霊のはらわた』（2013年）※別解釈のリブート
- 『死霊のはらわた ライジング』（2023年）※世界観共有のスピンオフ的立ち位置
『死霊のはらわた ライジング』はどこに位置づけられる？
『死霊のはらわた ライジング』は、シリーズの「直接の続編」ではなく、独立したスピンオフ的な作品です。同じ「死者の書」による悪霊現象を描いていますが、登場人物や時代設定は新しく、これまでの物語との直接的なリンクは描かれていません。
そのため、本作からシリーズに入る初心者にもぴったりの1本と言えるでしょう。
旧シリーズとのつながり・小ネタ解説
『死霊のはらわた ライジング』には、旧シリーズへのオマージュや小ネタが随所にちりばめられています。
- おなじみの「死者の書（ネクロノミコン）」のデザイン
- チェーンソーによるバトル演出
- 血の洪水シーン
- 悪霊の特徴的なカメラワーク
これらはファンにとっては「ニヤリ」とさせられるポイントばかり。旧作を知っていればなお楽しいですが、知らなくても十分スリリングなホラー体験が味わえます。
見る順番を間違えると…理解する前に取り憑かれるぜ？順番通りにご案内しよう…！
『死霊のはらわた ライジング』の見どころと新要素
『死霊のはらわた ライジング』は、シリーズの伝統を受け継ぎつつも、現代ホラーとして大胆に進化した1作です。舞台設定の刷新やキャラクター造形、新しい恐怖演出により、多くのホラーファンの心を掴みました。
ここでは本作ならではの見どころや新要素を3つのポイントに分けてご紹介します。
舞台が森からアパートへ？都市型ホラーの魅力
これまでのシリーズの象徴とも言える「森の中の小屋」から一転、今回はロサンゼルスの高層アパートという都会の密室空間が舞台に。
現代的で身近な空間ゆえに観客の没入感が高まり、「いつ自分の住む場所でも起こり得るかもしれない」というリアルな恐怖を感じさせてくれます。
また、アパートという閉鎖空間ならではのシチュエーションホラーとしての緊迫感が全編を覆っており、シリーズ新たな魅力のひとつと言えるでしょう。
“ブギーマン・ママ”の衝撃
本作でもっとも話題を呼んだのが、悪霊に取り憑かれた母親・エリーの存在。ネット上では「ブギーマン・ママ」の愛称で拡散され、その恐ろしいビジュアルと狂気に満ちた演技が多くのホラーファンに衝撃を与えました。
母性と恐怖という相反する要素が混在するキャラクター造形は、ホラー演出の新境地ともいえるもの。恐ろしくも目が離せない存在感は必見です。
シリーズ伝統のゴア描写と進化した恐怖
『死霊のはらわた』シリーズといえば圧倒的な血の量とゴア描写。『ライジング』でもその伝統はしっかりと受け継がれており、シリーズ史上屈指の血まみれ描写が展開されます。
加えて最新の映像技術と音響演出が加わり、より生々しくリアルな恐怖体験が可能に。単なるショック演出に頼らず、心理的にじわじわ迫る恐怖表現にも磨きがかかっています。
ホラー映画としての完成度は極めて高く、シリーズ初心者にも強くおすすめできる理由のひとつとなっています。
ギーマン・ママの恐怖、甘く見てると…夜トイレ行けなくなるぞ…！
『死霊のはらわた ライジング』は怖い？グロい？ホラー耐性別おすすめ度
ホラー映画を観るときに誰もが気になるのが「どれくらい怖いのか」「グロいのか」という点ではないでしょうか。『死霊のはらわた ライジング』はシリーズの中でも屈指のゴア描写を誇り、観る人のホラー耐性によって感じ方が大きく異なる作品です。
ここでは怖さ・グロさのレベルを解説しつつ、ホラー初心者でも楽しめるかどうかをご紹介します。
怖さレベルは？
本作の怖さレベルは「高め」と言えるでしょう。音や映像のビックリ要素（ジャンプスケア）はもちろん、じわじわと精神的に追い詰めてくる緊張感も強烈です。
高層アパートという閉鎖空間に孤立する恐怖、さらに家族という親密な関係性が崩壊していくドラマ性も相まって、単なるホラー以上の心理的恐怖が味わえる内容になっています。
グロ描写の過激度は？
『死霊のはらわた ライジング』のグロ描写は非常に高い水準にあります。シリーズ伝統の血まみれ演出は健在で、後半には血の洪水シーンが炸裂。さらに、チェーンソーなどを使った肉体破壊描写も容赦ありません。
スプラッター系ホラーに慣れている方には楽しめる要素ですが、耐性のない方や食事中の視聴は要注意なレベルと言えるでしょう。
苦手な人でも観られる？
スプラッター系が苦手な方にとってはややハードルが高めですが、ストーリー性がしっかりしているため「ホラー映画に挑戦してみたい」という初心者にも意外と入りやすい作品です。
おすすめの視聴法としては、
- 昼間に観る
- 複数人で観る（友人や家族と一緒に）
- 途中で一時停止して休憩を入れる
といった工夫をすれば、ホラー耐性の低い方でもチャレンジ可能です。
この映画、笑顔の“ママ”が一番怖いんだよな…。耐性チェックしてから観ようぜ！
『死霊のはらわた ライジング』はどこで配信されている？【最新VOD情報】
「『死霊のはらわた ライジング』をどこで観られるの？」という声は非常に多く、配信状況は時期によって変動するため、視聴前に最新情報を確認するのがおすすめです。
ここでは定額配信（サブスク）・レンタル配信・パッケージ版の最新状況をまとめました。（※2025年6月時点）
定額配信（Netflix・Amazon・U-NEXTなど）
2025年6月時点での主なサブスク配信状況は以下のとおりです。
- U-NEXT： 見放題配信中
- Amazon Prime Video： レンタル（有料）配信あり、定額見放題は未対応
- Netflix： 日本国内では未配信
- Hulu： 配信中
現状ではU-NEXTが最も手軽に見放題で視聴できるサービスとなっています。会員の方はぜひチェックしてみましょう。
レンタル配信
以下のVODサービスでレンタル（個別課金）配信が行われています。
- Amazon Prime Video
- Apple TV
- Google Play ムービー
- DMM TV
価格帯は399円〜599円程度（HD版）が一般的。気軽に1回視聴したい方におすすめです。
Blu-ray/DVD情報
パッケージ版は以下の仕様で販売中です。
- Blu-ray： 通常版・スチールブック仕様・4K UHD版
- DVD： 通常版
特典映像やメイキング映像が収録されているエディションもあり、シリーズファンはぜひパッケージ版のコレクションも検討してみてはいかがでしょうか。
※ 配信状況は変更される場合があります。
最新の情報は各サービス公式サイトでご確認ください。
どこで観るか、ちゃんと調べないと…別の“チャンネル”に繋がっちまうかもな…フフ。
まとめ：シリーズ初心者が『死霊のはらわた ライジング』をもっと楽しむポイント
『死霊のはらわた ライジング』は、シリーズ初心者でも問題なく楽しめる現代的な都市型ホラー作品として高く評価されています。過去作を知らずとも没入できるストーリー展開や、圧巻の映像表現が魅力です。
もしさらに作品世界を深く楽しみたい方は、
- 視聴後に過去シリーズを振り返ってみる
- 「死者の書」や「デッドバイト」といった用語の背景を調べてみる
- シリーズ伝統の演出（チェーンソー、血の洪水など）に注目してみる
といった工夫を加えることで、作品の奥深さやシリーズの歴史的な魅力がより一層味わえるはずです。
ホラー映画としての完成度は非常に高いため、初心者・ファン問わずホラー好きなら必見の一本。この機会に、ぜひ『死霊のはらわた』の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
まずは『ライジング』で一歩踏み出せ…そしたら、もう後戻りできないけどな…！
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今回の舞台は“森”じゃないぞ…都会の闇に、死霊が潜んでる…！